志賀直哉論

description
2025.01.23

昨年末から書き始めたのだが、志賀直哉論についにとりかかる、という感慨がある。

博士論文を書き終えたのが2007年の末。のちに『精神の歴史』として世に出したのだが、そのときからすでに志賀直哉論の構想はあった。それから17年ほど。時間をかけてよかったと思っている。30歳前後、あの頃の志賀読解は、すべて一新されているのがいま読むとわかる。この間、『存在の歴史学』を書いた。さまざまなことを学んだ。すべての瞬間が学びであった。それだけしなければ志賀直哉論は書けない。

書ききるのに数年見込んでいるが、論文の形ですこしずつ、世に問うていこう。

HAVE YOUR SAY

_