文芸誌フラグメントが刊行されました。新しいウェブサイトがhttp://www.fragment-group.comにできています。
人文学の再生に向けて、新たな一歩のためには、やはり、文学・哲学・歴史学の三つの核が必要です。文学は理論の、哲学は実践の、そして歴史学は未来のための学問です。キルケゴール、ニーチェ、そしてベルグソンにならって言い換えれば、文学は潜勢力に、哲学は差異に、そして歴史学は反復にかかわっています。また同時に、それらは音楽でもあり絵画でもあるような、あるいはことばそのものでさえあるような、そんなシンプルな複雑さをもっています。そのうちの文学に重点を置いたのが表題の雑誌ということになるでしょう。ここに集うひとたちは、真摯に、将来の人文学のありうべき姿を追究しているひとたちだと思います。文学という言葉は、洋の東西を問わず、古来広い射程をもっています。芸術全般にも目配りしておきたいですね。
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