Book
小路田泰直・岡田知弘・住友陽文・田中希生編『核の世紀〜日本原子力開発史』
東京堂出版 | 2016年3月 | NEW
日本の核・原子力・原発をめぐって、政治史的・社会史的・思想史的に歴史学の領域からはじめて真正面に考察。日本の原子力開発史の詳細な分析を通じて、戦後政治史を抜本的な再検討。唯一の被爆国である日本が、なぜ原子力発電所を持つようになったのか。
第一部 20世紀と核
20世紀と核、1905年から2011年へ………………………………………………………………小路田泰直
補論1 日本におけるTVAと原子力………………………………………………………………………村上麻佑子
補論2 只見川電源開発から柏崎刈羽原発へ………………………………………………………………八ヶ代美佳
核兵器と人文学 科学技術史の彼方で思考すること………………………………………………………田中 希生
ウェーバー社会学の成立と原子力社会の予兆………………………………………………………………村上麻佑子
安全保障と憲法 「立憲主義の危機」論に対する疑問……………………………………………………頴原 善徳
第二部 戦後日本と核
原子力開発と五五年体制 国家構造改革論としての原子力開発構想……………………………………住友 陽文
科学技術広報外交と原子力平和利用 スプートニク・ショック以後のアトムズ・フォー・ピース…土屋 由香
「核の傘」と核武装論…………………………………………………………………………………………布川 弘
戦後平和国家の核保有と戦後政治……………………………………………………………………………林 尚之
原子力問題と京都学派 その一断面…………………………………………………………………………佐藤太久磨
第三部 地域と原発
原発立地政策の形成過程と地域 電源三法体制成立前後…………………………………………………岡田 知弘
原子力災害………………………………………………………………………………………………………荒木田 岳
虚構の核燃料サイクル 徳之島MAーT計画反対運動から六ヶ所村核燃反対運動へ…………………樫本 喜一
1960年代における原発誘致と村落社会 美浜町丹生部落を中心にして……………………………中嶋 久人
地域と原発………………………………………………………………………………………………………立石 雅昭
日本の核・原子力・原発をめぐって、政治史的・社会史的・思想史的に歴史学の領域からはじめて真正面に考察。日本の原子力開発史の詳細な分析を通じて、戦後政治史を抜本的な再検討。唯一の被爆国である日本が、なぜ原子力発電所を持つようになったのか。
第一部 20世紀と核
20世紀と核、1905年から2011年へ………………………………………………………………小路田泰直
補論1 日本におけるTVAと原子力………………………………………………………………………村上麻佑子
補論2 只見川電源開発から柏崎刈羽原発へ………………………………………………………………八ヶ代美佳
核兵器と人文学 科学技術史の彼方で思考すること………………………………………………………田中 希生
ウェーバー社会学の成立と原子力社会の予兆………………………………………………………………村上麻佑子
安全保障と憲法 「立憲主義の危機」論に対する疑問……………………………………………………頴原 善徳
第二部 戦後日本と核
原子力開発と五五年体制 国家構造改革論としての原子力開発構想……………………………………住友 陽文
科学技術広報外交と原子力平和利用 スプートニク・ショック以後のアトムズ・フォー・ピース…土屋 由香
「核の傘」と核武装論…………………………………………………………………………………………布川 弘
戦後平和国家の核保有と戦後政治……………………………………………………………………………林 尚之
原子力問題と京都学派 その一断面…………………………………………………………………………佐藤太久磨
第三部 地域と原発
原発立地政策の形成過程と地域 電源三法体制成立前後…………………………………………………岡田 知弘
原子力災害………………………………………………………………………………………………………荒木田 岳
虚構の核燃料サイクル 徳之島MAーT計画反対運動から六ヶ所村核燃反対運動へ…………………樫本 喜一
1960年代における原発誘致と村落社会 美浜町丹生部落を中心にして……………………………中嶋 久人
地域と原発………………………………………………………………………………………………………立石 雅昭
Journal
小路田泰直「1905年—核の20世紀の始まり—」
『史創』第6号 | 2015年10月 | NEW
田中希生「世界史的同時性についての一考察—アインシュタインと大東亜共栄圏—」
『史創』第6号 | 2015年10月 | NEW
佐藤太久磨「日本近代の問題的契機とその転回—主権と人間、機械と戦争—」
『史創』第6号 | 2015年10月 | NEW
土屋由香「マグロと水爆 高知県・愛媛県南部における元漁業者への聞き取り調査を通した「グローカル冷戦史」の試み」
『史創』第5号 | 2015年1月
小路田泰直「三・一一から「地方創生」へ、安倍内閣雑感」
『史創』第5号 | 2015年1月
中嶋久人「福島第一原発事故を歴史学関係者はどのようにうけとめたか 『戦後史のなかの福島原発』(仮称)執筆に際して」
『史創』第4号 | 2014年1月
荒木田岳「原発事故、2013年9月現在の位置 汚染水問題を中心に」
『史創』第4号 | 2014年1月
住友陽文「加藤哲郎・井川充雄編『原子力と冷戦 日本とアジアの原発導入』」(書評)
『史創』第4号 | 2014年1月
小路田泰直「加藤哲郎・井川充雄編 『原子力と冷戦』によせて」(書評)
『史創』第4号 | 2014年1月
田中希生「技術史の臨界−湯川秀樹とアーカイヴ−」
『史創』第3号 | 2013年5月
佐藤太久磨「原子力時代における二つの憧憬−主権と世界政府をめぐって−」
『史創』第3号 | 2013年5月
岡田知弘「世界一の原発サイトはいかにつくられたのか 社会経済史的な観点から」
『史創』第3号 | 2013年5月
住友陽文「戦後日本政治史のなかの原発問題−柏崎刈羽原発の誕生とは何だったのか−」
『史創』第3号 | 2013年5月
小路田泰直「安全神話の政治学」
『史創』第2号 | 2012年3月
林尚之「原子力時代における日本国憲法の「革命」−核問題と憲法全面改正論−」
『史創』第2号 | 2012年3月
小林啓治「原子力開発・原発問題から戦後国家を再考する」
『史創』第2号 | 2012年3月
小路田泰直「ヒロシマからフクシマへ」
『史創』第1号 | 2011年8月
布川弘「「冥王」プルトニウムの誘惑−ヒロシマからフクシマへ―」
『史創』第1号 | 2012年8月
住友陽文「戦後民主主義の想定領域−原子力開発と55年体制−」
『史創』第1号 | 2011年8月
西谷地晴美「災害史と現代」
『史創』第1号 | 2012年8月
田中希生「《特殊な》知識人−湯川秀樹と小林秀雄−」
『史創』第1号 | 2012年8月
Book
岡田知弘・自治体問題研究所編『震災復興と自治体 「人間の復興」へのみち』
自治体研究社 | 2013年11月25日
農漁業の拠点化・市場化、TPPの推進、原発再稼働に抗し、住民と自治体が積み上げてきた“暮らしと生業再建最優先”の復興政策(帯より転載)
【目次】
はしがき
I 東日本大震災と復興政策
第1章 東日本大震災と復興政策をめぐる対抗……岡田知弘
第2章 復興財政政策と復興財源問題……宮入興一
第3章 被災者・被災地支援と市町村合併—宮城県石巻市財政を事例に—……川瀬憲子
第4章 復旧・復興と自治体・自治体職員……佐藤一則
II 現場から問う復興政策
第5章 医療保障と医療体制の再建……井上博夫
第6章 住宅再建・復興まちづくりの課題……塩崎賢明
第7章−1 宮古市の復興に向けた取り組み……滝澤肇
第7章−2 岩手県における被災者支援の実際……斉藤信
第7章−3 仙台市における住民主体の復興の取り組み……福島かずえ
第8章 中小商工業の再建・復興と復興計画のあり方……吉田敬一
第9章 農水産業の拠点化・企業化に抗する……網島不二雄
第10章−1 漁業の再建と漁協……桒田但馬
第10章−2 仙台市東部地域の農業・農村集落の被災実態とその再生……福島かずえ
第10章−3 グループ補助事業と地域経済の再生……千葉哲美
III 原発災害と復興政策
第11章 原発災害と復興政策のあり方……鈴木浩
第12章 原発災害と自治体—浪江町……馬場有
第13章−1 除染活動を通し地域経済の復興をめざす……安斎一男
第13章−2 原発事故と除染……小川英雄
第14章 原発事故の被害補償をめぐる課題—「加害者主導」の枠組みは変わるか—……除本理史
第15章 原発と自治体防災計画……立石雅昭
第16章 「原発列島」の大改造を全国の各地域から……保母武彦
農漁業の拠点化・市場化、TPPの推進、原発再稼働に抗し、住民と自治体が積み上げてきた“暮らしと生業再建最優先”の復興政策(帯より転載)
【目次】
はしがき
I 東日本大震災と復興政策
第1章 東日本大震災と復興政策をめぐる対抗……岡田知弘
第2章 復興財政政策と復興財源問題……宮入興一
第3章 被災者・被災地支援と市町村合併—宮城県石巻市財政を事例に—……川瀬憲子
第4章 復旧・復興と自治体・自治体職員……佐藤一則
II 現場から問う復興政策
第5章 医療保障と医療体制の再建……井上博夫
第6章 住宅再建・復興まちづくりの課題……塩崎賢明
第7章−1 宮古市の復興に向けた取り組み……滝澤肇
第7章−2 岩手県における被災者支援の実際……斉藤信
第7章−3 仙台市における住民主体の復興の取り組み……福島かずえ
第8章 中小商工業の再建・復興と復興計画のあり方……吉田敬一
第9章 農水産業の拠点化・企業化に抗する……網島不二雄
第10章−1 漁業の再建と漁協……桒田但馬
第10章−2 仙台市東部地域の農業・農村集落の被災実態とその再生……福島かずえ
第10章−3 グループ補助事業と地域経済の再生……千葉哲美
III 原発災害と復興政策
第11章 原発災害と復興政策のあり方……鈴木浩
第12章 原発災害と自治体—浪江町……馬場有
第13章−1 除染活動を通し地域経済の復興をめざす……安斎一男
第13章−2 原発事故と除染……小川英雄
第14章 原発事故の被害補償をめぐる課題—「加害者主導」の枠組みは変わるか—……除本理史
第15章 原発と自治体防災計画……立石雅昭
第16章 「原発列島」の大改造を全国の各地域から……保母武彦
Book
大門正克・岡田知弘・川内淳史・河西英通・高岡裕之編『「生存」の東北史 歴史から問う3・11』
大月書店 | 2013年5月
「3・11後」を生きる私たちには、歴史を語り継ぐ使命がある。歴史学の未来に向けて。災害と開発、差別と後進のもとにおかれたがゆえに、近現代「東北」では、医療や生活改善はじめ、「生存」の足場を創る試みがなされてきた。その歴史的蓄積を掘り起こし、「3・11後」の現在と往還する歴史実践。(帯より転載)
【目次】
第I部 歴史から3・11へ
第1章 災害と開発から見た東北史……岡田知弘
第2章 近代日本と東北・東北人論……河西英通
第II部 歴史から築く「生存」の足場
第3章 近現代東北の転換点 戦時期「人口問題」と地域社会……川内淳史
第4章 近現代日本の地域医療と岩手の医療保険運動……高岡裕之
第5章 いのちを守る農村婦人運動 「生存」の足場を創る歴史の試み、岩手県和賀町……大門正克
第III部
第6章 三陸の歴史と津波 海と人のつながり……川島秀一
補論1 気仙沼で海とともに生きる……清水敏也
第7章 「生存」の足場を創る試み 小学六年生の「震災復興まちづくりプラン」……徳水博志
補論2 内と外の東北の断層……安倍甲
終章 「生存」の歴史 その可能性と意義……大門正克
資料 歴史実践としての「『生存』の東北史」
「『生存』の歴史」を語り継ぐ あとがきにかえて……石井勤
「3・11後」を生きる私たちには、歴史を語り継ぐ使命がある。歴史学の未来に向けて。災害と開発、差別と後進のもとにおかれたがゆえに、近現代「東北」では、医療や生活改善はじめ、「生存」の足場を創る試みがなされてきた。その歴史的蓄積を掘り起こし、「3・11後」の現在と往還する歴史実践。(帯より転載)
【目次】
第I部 歴史から3・11へ
第1章 災害と開発から見た東北史……岡田知弘
第2章 近代日本と東北・東北人論……河西英通
第II部 歴史から築く「生存」の足場
第3章 近現代東北の転換点 戦時期「人口問題」と地域社会……川内淳史
第4章 近現代日本の地域医療と岩手の医療保険運動……高岡裕之
第5章 いのちを守る農村婦人運動 「生存」の足場を創る歴史の試み、岩手県和賀町……大門正克
第III部
第6章 三陸の歴史と津波 海と人のつながり……川島秀一
補論1 気仙沼で海とともに生きる……清水敏也
第7章 「生存」の足場を創る試み 小学六年生の「震災復興まちづくりプラン」……徳水博志
補論2 内と外の東北の断層……安倍甲
終章 「生存」の歴史 その可能性と意義……大門正克
資料 歴史実践としての「『生存』の東北史」
「『生存』の歴史」を語り継ぐ あとがきにかえて……石井勤
Book
岡田知弘・川瀬光義・にいがた自治体研究所編『原発に依存しない地域づくりへの展望』
自治体研究社 | 2013年4月
原発の地域経済への“効果”は1割!? 「原発がないと地域経済と財政は破綻する」論は本当か? 柏崎刈羽原発の地元・柏崎市を事例に、原発の建設段階・運転段階それぞれの地域経済への効果を検証すると、十数%という結果になった。電源三法交付金は、地域経済効果が乏しいことの埋め合わせを、電力消費者の負担でおこなっているにすぎない。(帯より転載)
【目次】
序 福島第一原発事故の教訓と柏崎刈羽原発地域……岡田知弘
Ⅰ 原発に頼らない地域経済への再生……岡田知弘
Ⅱ 柏崎からの発信
原発に頼らないでも柏崎の地域経済は再生できる
原発サイト直近に住む者として
農業は自然と命が大事
ふるさとを台無しにする原発の驚異
かやぶき集落荻ノ島を未来に繋ぐ
「バイオマスタウン構想」の推進について
Ⅲ 原子力発電所立地にともなう財政収入を検証する……川瀬光義
原発の地域経済への“効果”は1割!? 「原発がないと地域経済と財政は破綻する」論は本当か? 柏崎刈羽原発の地元・柏崎市を事例に、原発の建設段階・運転段階それぞれの地域経済への効果を検証すると、十数%という結果になった。電源三法交付金は、地域経済効果が乏しいことの埋め合わせを、電力消費者の負担でおこなっているにすぎない。(帯より転載)
【目次】
序 福島第一原発事故の教訓と柏崎刈羽原発地域……岡田知弘
Ⅰ 原発に頼らない地域経済への再生……岡田知弘
Ⅱ 柏崎からの発信
原発に頼らないでも柏崎の地域経済は再生できる
原発サイト直近に住む者として
農業は自然と命が大事
ふるさとを台無しにする原発の驚異
かやぶき集落荻ノ島を未来に繋ぐ
「バイオマスタウン構想」の推進について
Ⅲ 原子力発電所立地にともなう財政収入を検証する……川瀬光義